トラリピの設定方針についてまとめます。
設定方針
上限・下限の検討
過去10年程度のチャートを元に、ロスカットラインの上限・下限とトラリピ設定の上限・下限を決定します。
ロスカットラインの上限・下限とトラリピ設定の上限・下限を分けている理由は、急な暴落・暴騰でロスカットされないようにロスカットラインを考慮しつつ、トラリピの設定範囲はなるべく狭くして、できるだけ少ない資金で多くのトラップを仕掛ける為です。
CAD/JPYの例
以下は CAD/JPY の過去20年のチャートに各値を記載したものです。

下記のような考えて設定しています。
- 境界を過去10年の平均値に設定
- ロスカットラインは過去10年の上限・下限が収まるように設定
- トラリピ設定範囲は境界を元に、過去5年の上限・下限が収まるように設定
- 管理しやすいように設定値は切りが良い値にする
上記は基本方針ですが、多少のはみ出しなどは許容していたり、最近の値に寄せたりしたりといった調整はしています。
設定値
トラリピでは1回に付き最大99本までしか注文できないので、複数に分けて注文しています。
また追加や削除がしやすいように注文価格が切りの良い数字になるように、注文本数やレンジを調整します。

必要資金の計算
上記の設定を運用するために必要な資金は売りトラリピの必要資金の合計
です。
また、売りトラリピの必要資金は以下で計算します。
売りトラリピの必要資金 = 必要証拠金 + ロスカットライン時の損益合計
ロスカットライン時の損益合計 = (((レンジ開始+レンジ終了)*トラップ本数/2)-(ロスカットライン上限*トラップ本数))*1000
設定で多少のはみ出しを許容していたりするので、少し多めに入金しています。
今後の予定
トラリピ運用開始時は、ある程度ルールを決めていたと思っていたのですが、この記事を執筆するに当たり設定見直すと結構ルールから逸脱した設定をしていました。
近いうちに一旦全決済して設定を見直そうと思います。